パソコンの物理的故障原因
パソコンは、必ず故障するもの、そう何度となくここでも申し上げてきました。では、故障を起こす原因は何でしょうか?
故障という言葉にも色々な解釈ができるんですが、素直に思い通りに動作しない状態を全て故障、そう考えると、故障は大きく分けて論理的な故障と物理的な故障に分けられます。
物理的故障
前回は、HDDの故障 電源の故障 に関してお話しました、次は故障個所第3位ではないか?と考える光学ドライブに関してです。

光学ドライブって何ですか?

一般にはDVDドライブと言えば分かりやすいでしょうか。最近のノートパソコンには搭載していないものも増えてきていますが、まだまだ使う機会はあるかと思います。

あー分かります。取引先でCDでデータを送ってくるところもあります。

そうですか、オフィスでは業務内容によっては殆ど使われない場合もあります。個人用では割合に使われることもあり、最も多い症状は、まず、DVDの動画が再生できなくなります。次に書き込みができなくなります。そして最後は、ドライブの認識が無くなって、コンピュータに表示されなくなります。

そういえば、私の家のパソコンは、DVDの再生ができる時と出来ない時があります。
そうなんです。そういった些細な症状から、故障は始まりますが、逆に言うと故障の度合いが分かりやすいパーツでもあります。
修理の場合は、このドライブを交換することで完了しますので、基本的には簡単に安価で交換しやすいパーツなんですが、問題は、付属ソフトが交換後のドライブが元あったドライブの素直な後継であれば、使えることもありますが、使えなくなることも多々あります。
この点が最も気になる問題です。
下の写真は、ノートパソコンの中身ですが、右側の大きく銀色の部分があります。これがノートパソコンの光学ドライブです。
ノートパソコンのドライブの交換・修理は、全く同じドライブでなければ、若干のテクニックが必要となることがあります。その為、ただ交換しただけでは、認識できないこともありますので注意が必要です。
デスクトップパソコンの場合は、あまりその心配はありません。問題は、先に言いましたソフトの兼ね合いだけ、気を付ける必要があります。
パソコンのパーツは、常に新しいモデルが発表になっています。発売後、1年も経てば後継モデルが出ていきます。
正規の後継が発表され続けていれば、割合に交換も簡単ですが、廃盤となってしまい、違うシリーズで受け継がれる、ということが大半です。
そのため、交換するよりは、市販の外付け光学ドライブ(DVDなど)を購入して、USB接続で代用できる場合も結構あります。
普通の再生、書き込みだけであれば、外付けで十分に対応しますが、問題は、本体のバックアップを作成する際や、問題があった際のリカバリに、どうしても内蔵の光学ドライブでないと動作しない、というパソコンも結構残っています。
この場合は、どうしても交換修理が必要となることがあります。