何もしていないのに、突然パソコンがおかしくなった。
よくこの言葉を聞きますが、パソコン内蔵のHDDが原因の場合は、必ずといっていいほど前兆があります。
「なんだか最近、起動が遅い」
「起動だけじゃなくて、動作が遅くなった気がする」
「時々、フリーズしたり、意味の分からないエラーメッセージが出る。」
これらは、立派な前兆です。まずは、今使用しているパソコンを購入したのはいつだったか?これを考えてみてください。
1年前、これは、微妙です。故障ではなく、本当に単純な不具合の可能性もあります。
2年前、これは、やばい方向にいっています。デスクトップパソコンは、2~3年。ノートパソコンなら2年で故障する可能性は高くなり始めます。
3年前。もう本当に危険です。とにかく急いでデータのバックアップをとり、いつ動かなくなっても良い体制をつくりましょう。
4年前、あるいはそれ以上。これは、明日パソコンが動かなくなってもおかしくありません。それぐらいの緊急事態です。とにかくデータを守りましょう。
データは、パソコンが動かなくなっても、取り出せる可能性はあります。しかし、壊れた場所、壊れ方により、その成功度合いは、極端に変わってきます。
それはパソコン以外でも同じです。
パソコンに刺したままUSBメモリに、体がぶつかって折れてしまった。折れてはいなくても曲がってしまった。これは、物理的にメモリを破壊してしまっている可能性があり、難しい部類のデータ復旧になります。
本当は、データ復旧は、無いほうがよいのです。
皆さんがバックアップということに注意していれば、本来そうしたサービスは必要ありません。しかし、バックアップの重要性を学校で教えてこなかった為に、あまりにも知らない人が多すぎるのです。
今までパソコンを仕事ヤプライベートで使用して、遅くて困ったことはあるけども、壊れたことはない、というひとが一番危険です。データ復旧を必要とするトラブルは、宝くじに当選する確率よりも高く、だれの身にも訪れます。
データの保全を、今一度考えてみてください。